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Blogスタッフブログ

2026/08/21

社長

今でも忘れられない人がいる

今でも忘れられない人がいる アイチャッチ


これからマイホームを建てられる、幸せそうなご家族。
ご夫婦で楽しそうに打ち合わせをされている姿を、
いつも微笑ましく思う反面、ふと思うことがあります。

今、隣にいるその人は、
人生で初めて好きになった人…?
もし初恋同士ならば、なかなかの奇跡です。

多くの人には、今の幸せにたどり着くまでに、
いくつかの出会いと別れがあったのではないでしょうか。

そしてその中には、
何年経っても忘れられない人が、
一人くらいいるのかもしれません。

かくいう私も、
これまで幾度の出会いと別れを繰り返し――



今や独り身です(笑)
いや、笑い事じゃないんですけども(笑)
え?泣いてなんかないですけども?(笑)



ーーカタン。
(テーブルにコーヒーカップを置いて)

とにかく。
そんな私にだって、
忘れられない人くらいいるんです。
51歳になった今でもね…


……

まだ私が若かった頃の話です。

彼女とは、あるカップリングパーティーで出会いました。
男女それぞれ30人ほど、
約60人が参加する大きなパーティーでした。

受付で渡された私の番号は、男性の「1番」
彼女も女性の「1番」

男女の1番同士です。
まあ、ここまではあり得る。

ところがパーティーの途中、
男女それぞれがくじを引き、
同じ番号同士でペアを組む企画がありました。
ペアでクイズに挑戦!みたいな。


私が引いたのは――
また「1番」

「え? また1番かよ(笑)」

なぜかその時、
「あの女性も1番を引くんじゃないか」
そんな予感がしました。

そして彼女が引いた番号も――

「1番」







……
いやいや。
そんなことってある?
確率どうなってんのよ?
これって、
運命の出会いってやつじゃねーの?

若かった二人がそう思うのも無理はありません。
漫画や映画だったら、完全に伏線です。
というか、結婚フラグです。

当然、私も彼女も運命を意識しました。

その日を境に、
二人の距離は急速に縮まっていきました。

ある冬の日。
雪の降る駅まで、彼女を迎えに行ったことがあります。

傘をさして待っていると、
マフラーを巻いた彼女が駅から出てきました。

私を見つけると、
白い息を切らしながら雪の中を駆け寄ってきて、
そのまま満面の笑みで抱きついてきました。

雪の中、傘の下で抱き合う二人。




……ええと。
ドラマ気取りですか?(笑)

でも、そんな何気ない場面ほど、
不思議と記憶に残るものです。

それから何年かして、
レミオロメンの「粉雪」を初めて聴いた時、
真っ先に浮かんだのが、あの日の景色でした。

雪の駅。
白い吐息。
こちらへ駆け寄ってくる彼女。

それ以来「粉雪」を聴くと、
今でもあの日を思い出します。




そんな彼女を私はずっと大切にし、
伏線回収よろしく、めでたく結婚――

…すれば、三宅もカッコイイのですが、
そんなドラマがあるわけもなく。
残念ながら、
若い頃の私はそんなイイ男ではありませんでした。

最初は、会えるだけで嬉しかった。
連絡が来るだけで嬉しかった。

でも、それが続くと
人間は慣れてしまうんですよね~。
私は、彼女の愛情を当たり前だと思うようになります。
友達との遊びや飲み会を優先し、
彼女は二の次になっていきました。

いつしか彼女を疎ましくさえ思い、
ついには、私の方から一方的に別れを切り出します。
彼女は泣いていました。
一人で辛く淋しい夜ばかりだったと、
そう、泣いていました。

それでも私は、
自分を優先しました。
別れたあとも何事もなかったかのように、
コンパだ、飲み会だと、愉快に過ごしました。
いやぁ、我ながらムカつくわ~、三宅。

ところが、しばらくすると不思議なことが起きます。
あれほど当たり前だと思っていた人がいなくなると、
今度はいないことが気になり始める。
「あいつどうしてんのかな?」
そんなことを思うようになりました。

別れた春を過ぎて、季節は夏。
ちょうど花火大会がありました。

私は久しぶりに彼女へ連絡しました。
「花火、行かない?」

自分から別れておいて、
自分から誘うとは、我ながらずいぶん勝手な男です。
それでも彼女は喜んで来てくれました。
って、来るんかい(笑)

久しぶりに二人で並んで、
夜空に上がる花火を見ました。
隣には、見慣れていたはずの横顔。
でも、以前とは何かが違う。

一度離れてしまった二人は、
もう以前と同じ二人ではなかった。

私はここでようやく気づきます。
「ああ。俺、やっぱり彼女が好きだ……」


だけど。
遅いんだよ。
気付くのが、あまりにも遅いんだよ。
もう俺たちは、元には戻れやしねぇよ。



……
それから長い年月が経ちました。
今、その彼女がどこで何をしているのか、私は知りません。

結婚しているのか。
子どもがいるのか。
そもそも鳥取にいるのかさえ、分かりません。

幸せなら、それでいい。

ただ時々、
「元気にしているのかなぁ?」
と思います。

二度続いた「1番」の奇跡。

雪の駅。
白い吐息。
「粉雪」。
夏の花火。

そして、
自分勝手に彼女を傷つけ、
あんな奇跡みたいな出会いを
自分自身で壊してしまった後悔。

それら全部が一つになって、
今も私の中に残っているのだと思います。

もう、あの頃には戻れません。

彼女はきっと、
私のことなんてとっくに忘れているでしょう。



それでも。

もし、もう一度だけ逢えるのなら――




……
…………
……………………



■三宅
「――みたいな感じの、
ドラマ仕立ての広告動画を作りたいんですけど。
どうですかね?」

■動画制作会社
「…………」
「これ、モデルハウスのPR動画ですよね?」

■三宅
「ええ。それが何か?」


■動画制作会社
「いや、家の説明しろよ。」





~完~

今でも忘れられない人がいる アイチャッチ

この記事を書いた人

三宅 大輔

■所有資格
2級建築士
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士

■紹介文
㈱みやけ工務店・代表取締役。
昭和50年生まれ。THE★老害。

現場監督歴20年。
監督経験を生かした営業スタイルはかなりレア。
だから実務に異常に詳しい。
建築業界のはぐれメタル的存在。

10代はパンクロッカーとして鳥取市に生息。
元・ベーシスト。
好きなバンドはTHE STAR CLUB。
特に最終権利、偶像破壊者、SOD OFFなど
初期旧譜をこよなく愛する。
「PUNK!PUNK!PUNK!」は名盤。
ぜひ聴いてほしい。


みやけ工務店の主な施工エリア。
◆鳥取県
鳥取市 (とっとりし)
倉吉市 (くらよしし)
岩美町 (いわみちょう)
若桜町 (わかさちょう)
智頭町 (ちづちょう)
八頭町 (やずちょう)
三朝町 (みささちょう)
湯梨浜町 (ゆりはまちょう)
琴浦町 (ことうらちょう)
北栄町 (ほくえいちょう)
※鳥取県西部も一部対応
◆兵庫県
香美町 (かみちょう)
新温泉町 (しんおんせんちょう)

■主な業務
戸建新築・リノベ・リフォーム
外構工事など建築工事全般
不動産仲介・土地販売・建売販売

この様な唐突なSEO対策をもぶっ込める。
押忍。

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