2026/02/15
社長
漢たちのカラオケ大会

弊社創業間もない頃――
先代のご友人である寿司屋の大将から、
店舗新築のご依頼をいただきました。
それが創業約55年の老舗「鮨小雅」さん。
私は幼少期から通っているお店です。
そして今は2代目へバトンタッチ。
2代目大将は私とほぼ同世代、
って言うか、むしろ北中の先輩。
もしくはパイセン。
つまりはどういうことか?
難解に回りくどく説明するならば、
我らの関係性は「飲み仲間」
これです。
鮨小雅さんは文字通り、
メインはもちろんお寿司なのですが
“寿司屋”という常識の枠には収まらない。
刺身?当然ある。
天ぷら?ある。
煮付け?ある。
茶わん蒸し?ある。
からの、、
ステーキある。
トンカツある。
グラタンある。
ときどきpizzaも出る。
そして常連たちは、
ショーケースをのぞき込みながら
勝手にオーダー開始する。

「お!今日はアジ入荷?じゃ、ナメロウで。」
「白子?ではグラタン頼む。」
「ウナギは寿司じゃなくてうな丼がいいな!」
常連たちの無法地帯。アナーキーインザSUSHIKOMA。
完全にメニュー無視。
日替わりメニューを
手書きで作成してくれている大将に謝れ。
だけど大将、
無茶振りすべて叶えてくれる。
ドラえもんを超越した存在。
パンクだ。
いや、ちょいと違うか。
大将は学生時代にラウドネスのコピバンをやっていたので、
メタラーが正確か。
ドラム担当だったようで、
たまにツインペダルでアジのたたき作ってる。
(BPM240)
【イメージ画像】
その日も一杯やっていると、
協力業者の社長さん2名(ともに51歳)が乱入。
「除雪車での雪かき続きで90時間寝てないんだよ~
てか、服のにおいクサっw」
とか言いながらハイボールをガンガン飲んでる。
明らかに寝てない人の飲み方じゃない。
お前もパンクか。
鮨小雅さんは22時、閉店。
普通なら帰る。
だが我々はもちろん普通ではない。
「まだ飲むぞ!」
「カラオケだ!」
タクシー2台で歓楽街へ突撃。
参加人数6名。
平均年齢およそ50歳。
さらにスナックのママ&スタッフも加わり、
計8人体制でカラオケ大会開始。
平均年齢、さらに上がる。
イントロが流れる。
BOØWY。
全員、立つ。
サビ前で大合唱。
乾いた風にかき消されて、最後の声は聴こえない。
JUN SKY WALKER(S)。
「歩いていこう」って言うか、
「杖をついて行こう」だ。
ママが中森明菜の十戒を歌えば
みんな明菜ステップ。
これが昭和の強み。
気づけば0時過ぎ。
「スタッフも歌え!」
「デュエットだ!」
「その若さでなんで“愛が生まれた日”が歌えるんだよw」
声は枯れ、
膝は笑い、
財布は泣く。
でも心は満タン。
なぜか。
まだ青春が終わっていないからだ。
雪かきしようが、
腰が痛かろうが、
50歳を過ぎようが。
歌えば18歳。
パンクの魂は忘れちゃいない。
まあ翌朝、きっちり地獄を見るけれど。
鮨小雅さんはお寿司屋です。
でも実際は、昭和オヤジのエネルギー充電スポット。
そして我々は今日も思うのです。
若者よ。
パンクはまだ終わっちゃいない。
明日からみんなモヒカンにしようぜ。
(適当)
~完~
【カラオケ写真をパンク風に加工】
※約1名、髪型加工されず









