2026/04/09
社長
【悲報】孤独のグルメの聖地になった結果、わしの席がない

鳥取市にホルモンそばで有名な
「まつや」という店がある。
……いや、今や「有名」どころではない。
言わずもがな、
東テレの番組「孤独のグルメの聖地」である。
実は三宅工務店と
まつやさんとは30年超の長いお付き合い。
毎年恒例の花見の際には、
まつやさんのお肉と焼きそばを購入します。必ずです。
上棟の打ち上げなど宴会会場としても、
幾度となくご利用させていただきました。
そういう旧知の仲でございます。
孤独のグルメ放映後、
行きつけのまつやさんにはお客さんが殺到。
今や行列のできる、予約もなかなか取れない店に変わりました
昔から通っていたお店が
この様な大人気店になることは嬉しく、
誇らしくもあります。
遠方からお越しになるお客様に
常連を代表して感謝申し上げたい。
ありがとうございます、と。
…ただね。
非常に嬉しい反面ね、
わしの座る席の確保が難しくなったよね。
予約がなかなか取れなくなったよね。
昔みたいに気軽に立ち寄れなくなったよね。
これ、ちょっと寂しい。
でまぁ、
先日ようやく予約が取れて久しぶりに伺いまして。
隣の席の若いお兄さんも例にもれず、
聖地巡礼で東京から来たらしく、
松重豊さんが食したのと同じメニューを注文されていた。
店内を見渡せば、
他県から来たであろうお客様が散見される。
鳥取弁じゃない言葉で
若者たちがキャッキャと話してる。
うん。
それは良いんですけどもね。
全然嬉しい限りなんですけどもね。
その、
なんだろう?
以前のまつやの昼食どきの客層は
もっとこう、
昼メシにホルモンぶち込まんと午後の現場が戦えん
みたいな顔つきの人たちが多かった。
夜は汚れた作業服で、
首にタオル掛けて、
「プッハー!ビールうめぇ!!
生き返るぅう!!」
みたいな、
汗のにおい香る男たちでにぎわってたよなと。
まつやでの正装は作業着。
そんな不文律のルールがあった。
知らんけど。
ただ、この店が本当にイイのは、
ここまで流行っても
店の魂が変わってないところだ。
天狗になってないところだ。
利益だけを考えたら、
店舗を新しく移転・拡張してても不思議じゃない。
でも大将は「このボロ屋のままでええ」と言う。
フランチャイズ化など業務拡張にも興味なし。
先代の残した伝統の味をひたすら守る。
ただ愚直にホルモンを、ソバを、これからも焼き続ける。
かっこイイよね。
同じ男としてその生き様、憧れる。
三宅工務店の目指すスタイルにも
通じるところがあるかなと。
何でも広げればいいわけでもない。
見た目だけ派手にして、
中身の薄いものを増やしてもしょうがない。
家づくりも同じだ。
ちゃんと住める家を、ちゃんと考えて、
一棟一棟真面目に作る。
そっちの方が大事だと思うし、
わたくしの性に合ってる。
……
とは言え、
商売っ気ゼロで終わるのもアレなので、
大将にちょいと伝えたい。
まつやのフランチャイズ化は興味ないってことなんで、
タレの商品化はいかがでしょう?
めっちゃ儲かると思うので、
その時はわたくしもいっちょ噛みさせていただけますと
至極光栄でございます!(超ゲス顔)









