2026/03/01
コラム
地震の備えについて

地震への備え
― 耐震だけで本当に十分でしょうか? ―
日本に住んでいる以上、地震対策は避けて通れません。
最近では「耐震等級3」は当たり前になりつつあります。
最大等級3を取得している住宅会社も増えました。
みやけ工務店でも、
もちろん耐震等級3を基準に考えています。
ですが――
耐震等級を上げるだけで、地震の揺れは小さくなるのでしょうか?
耐震=“壊れにくくする”という考え方
耐震とは、建物を強くして「倒壊しにくくする」ことです。
柱や壁を強化し、構造を強くする。
これは家づくりの大前提です。
しかし耐震はあくまで、
建物が崩れないようにするための設計思想。
揺れそのものを軽減する仕組みではありません。
建物が無事でも、安心とは限らない
地震のエネルギーは、建物にそのまま伝わります。
どれだけ頑丈でも、
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家具が倒れる
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冷蔵庫が動く
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テレビが落ちる
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棚の下敷きになる
といった二次被害は起こり得ます。
「建物は無事だったけど、室内は大きな被害」
それでは、本当の安心とは言えません。
だから「制振」という選択
そこで重要になるのが、制振です。
制振とは、
建物に伝わる揺れを吸収し、軽減する仕組み。
強くする(耐震)だけでなく、
揺れそのものを減らすという発想です。
制振材「GVAⅡ」を採用
みやけ工務店では、
制振材 GVAⅡ(ジーバツー) を採用しています。
NOZOMI・KANATAでは標準仕様として導入。
SAKURA・HARUKAでは、オプション仕様として導入を推奨しています。
価格も税込30万円もかかりません。
制振材は地震エネルギーを吸収し、
建物の変形やダメージを軽減する仕組みです。
繰り返しの揺れにも配慮し、
長く安心して住める家を目指しています。
強い家+揺れを抑える家
耐震等級3は“前提”。
そのうえで、
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倒れにくい
-
壊れにくい
-
揺れを抑える
この3つを組み合わせてこそ、
本当の意味での地震対策だと考えています。
社長より(現場監督の視点)
私は現場監督として、
構造計算や耐震計画を実際に見てきました。
耐震等級を上げることは大切です。
ですが、図面上で強い家と、体感として安心できる家は必ずしも同じではありません。
大きな地震の後、
建物は無事でも内装や家具が大きく動いている現場も見てきました。
だからこそ思うのです。
「壊れない」だけでなく、
「揺れを抑える」ことも必要ではないか、と。
制振は派手な設備ではありません。
見た目にも分かりません。
ですが、見えない部分だからこそ、
きちんと備えておく価値があると考えています。
家族の命を守る家。
そのためにできることを、
一つずつ積み重ねていきたいと思っています。










