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Blogスタッフブログ

2026/01/27

コラム

ハピネスシリーズについて①

ハピネスシリーズについて① アイチャッチ

 


★固定観念からの脱却


家づくりの工程を、もっと合理的に管理できないか。
材料ロスを減らせば、品質を落とさずに低価格を実現できるのではないか。

そんな考えを軸に、
「適正価格」を達成するための見直しを始めました。


■ 材料仕入れの見直し

まず着手したのが、材料の仕入れ方法です。

製造メーカーからエンドユーザーに商品が届くまでには、
通常、複数の流通業者が介在します。

メーカー
→ 商社A
→ 商社B
→ 工務店
→ エンドユーザー

おおよそ、こんなイメージです。

当然ながら、
すべての流通過程でマージンが発生します。

これを、できるだけ簡素化してマージンをカットしたい。

メーカー
→ 工務店
→ エンドユーザー

これが理想形です。

可能な限りこの形に近づけるため、
さまざまなメーカーや商社と交渉を重ねました。


■ 作業の省力化という課題

次に取り組んだのが、作業の省力化です。

特に頭を悩ませていたのが、
大工さんへの発注金額でした。

当時の鳥取市における大工工事費は、
坪単価で 7万~10万円 が相場。

仮に40坪の家を建てると、
・坪7万円なら 280万円
・坪10万円なら 400万円

受注額に占める割合としては、
かなり大きな金額です。

もちろん、高額になる理由はありました。
当時の家づくりは、大工さんによる手加工が主流で、
とにかく手間がかかっていたのです。

そこで、
現場での手加工をできるだけ減らす方向へ舵を切りました。

工場加工、いわゆる プレカット を積極的に導入。
設計も、
・手間がかからない
・材料ロスが少ない

この2点を重視した間取りへと見直していきました。


■ 協力業者との価格交渉

さらに、
すべての協力業者さんに対して価格の見直し交渉を行いました。

もし適正価格住宅が実現できれば、
弊社の受注棟数は飛躍的に伸びる。
つまり、協力業者さんへの発注量も増える。

これまでの
「年間2~3件」ではなく、
少なくとも年間20件以上を見込めるはず。

その物量を前提に、
単価を見直してほしい――
そんなお願いでした。

ただし、これはあくまで希望的観測です。
実現する保証など、どこにもありません。

当然、懐疑的な協力業者さんも少なくありませんでした。

それでも、
協力業者さんとは創業当初からの長い付き合い。
酒を酌み交わしてきた歴史があります。

「三宅さんが新しい挑戦をするなら、力を貸そう」

そう言ってくれる業者さん、職人さんが多数でした。

冷静に考えれば、
暴挙とも言えるような無謀な挑戦です。
それでも一肌脱いでくれた皆さんには、
感謝しかありません。


■ 衝撃の価格

我々にとっても、協力業者さんにとっても、
すべてが未知の挑戦でした。

当時の平均的な建築単価は、
坪45~50万円

これを、どこまで下げられるのか。

これまでの常識や固定観念は、
すべて捨てる。
そうでなければ、革命的な価格は実現できません。

こうした取り組みを踏まえ、
先代がテストプランを試算してみたところ――

出てきた数字は、
誰もが目を疑うものでした。



坪単価30万円。




市場価格の 6~7割 で提供できる計算です。

我ながら半信半疑。
「机上の空論かもしれない」
そう思い、実際に確かめることにしました。


★坪単価30万円で、モデルハウスを建てる

鳥取市内に、実際にモデルハウスを建築しました。

結果は――
試算どおり。

この価格で、実現できたのです。
机上の空論ではありませんでした。

見学会を開催すると、
半信半疑のエンドユーザー様が数多く来場されました。

「なんでこんな値段で家が建てられるの?」
「どこか手抜きしているんじゃないの?」
「見えないところの材料、相当悪いものを使ってるんじゃ?」

当然の反応だったと思います。

しかし、
手抜き工事など一切していません。
構造材には、高品質なヒノキをふんだんに使用しました。

競合他社も、
“偵察”とばかりに現場へ足を運んでいましたね。

それほど、
信じられない価格だったのです。


それでも――
実現できた。
モデルハウスとして、形にできた。
適正価格は、実証されたのです。

これが、
三宅工務店初のオリジナル商品。

新たに生まれた適正価格住宅を
「ハピネス」 と名付けました。


このハピネスから派生し、
今後さまざまなシリーズが生まれ、
「ハピネスシリーズ」として形を変えていきます。



モデルハウス見学会は盛況に終わりました。
しかし、最後に残った課題はただ一つ。



本当に、市場で売れるのか?

本当に、売り上げ増に直結するのか?



次章では、
その答えが明らかになります。


~②へ続く

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